関内馬車道デンタルオフィスさんに取材に行ってきました。関内駅周辺エリアでもおススメできる歯医者さんです。院長の河合先生に、一般的な歯科医院とは一線を画した取り組み・工夫、そして医院コンセプトやお考えについてお聞きしてきました。
歯科恐怖症、歯医者の痛みが怖い、苦手という方のための心療歯科
●この関内や、横浜エリアにもさまざまなスタイルの歯医者がありますが、河合先生のクリニックの主な特徴は?
開院して丸2年を迎えました。当院は総合歯科診療としてどんな治療でもトータルに診ることができますが、特に喜ばれているのが「診療歯科としての無痛治療」「大学病院レベルの難しい親知らずの抜歯」です。
●無痛治療については、極度に怖がりの、いわゆる歯科恐怖症の方もたくさん来院されているそうですね
当院では歯科治療が苦手、怖い、今まで足が遠のいていた、嘔吐反射が強い、という方のために、痛みを限りなくゼロに近づけるためのさまざま工夫を行っております。痛みを取り除くための材料や設備投資は惜しまず行っています。
また麻酔については「河合式リラックス麻酔」と勝手に自分で名付けていますが、独自のお薬の使い分けや投与のタイミングなど、独自の技術と経験で施術を行い、皆さまに好評をいただいております。
元気を与えてもらいたい患者さんもいる
●いわゆる歯科恐怖症の方は、一般的な歯科医院ではまず受け入れないと思いますし、普通の先生はめんどくさがって、患者さんのケースを選り好みすると思います。治療を担当するドクター側も大変だと思います。どのような患者さんでもそこまで受けいれるのが大変珍しいといいますか、河合先生ご自身は大丈夫なのでしょうか?
私は、大学病院で歯科恐怖症・嘔吐反射の強い方を数多く担当し、経験してきています。仲間の先生方にも「一般クリニックでそこまで受け入れる必要はないだろう、よくやっているな」と言われます。
しかし、私にとっては予防でクリーニングにいらっしゃる歯医者が平気な患者さんも、怖がりの患者さんも同じなんです。すべては患者さんのためにです。「治療をすることができた」「どこに行ってもダメだったがドクター河合のクリニックで治療を終えることができた」と喜ぶ表情を見ると、こちらとしても歯医者冥利に尽きます。
こちらも神様ではありませんので、100%どんな患者さんでも可能、とは言い切れませんが、なるべく歯医者難民とならないことを願いつつ、受け入れを行っています。
●河合先生のその元気さやバイタリティの源は?
とにかく歯医者という仕事が好きなんでしょうね。趣味は「仕事」と答えるくらいです。あとは、歯科治療を受けに、明るく元気にいらっしゃる患者さんは稀です、できれば治療で歯医者さんには行きたくないところ、というイメージが強い。歯科恐怖症の方だったらなおさらで、どことなく元気がありません。
私が思うに、患者さんは、治療を受けるのと同時に元気を買いにきていると思っています。治療と同時に、手力ではないけども、気合いも入れてあげる、そんな気持ちで毎日患者さんと接しています。歯医者は手を動かしますが「手当てをする」とはよく言ったものです。どんな医療もそうですが、先生に元気がないと患者さんにも伝わりますよ。人間は生き物ですから、歯に触った手から、そのパワーや感情は伝わる…そう思っています。
まずはカウンセリングスペースでゆっくりと相談できる歯科医院
●怖がりの患者さんなどは、まず事前にカウンセリングスペースで、ゆっくりとお話しをする時間を設けるそうですね。カウンセリングルームについてもこだわりがあって作ったとか?
このカウンセリングルームは私自身が、過去に大病を患ったときに、内科にかかった際の経験がもとになっています。その時に対面式のカウンセリングだったんですが、担当の先生が大きく見えたんです。さも「上からドーン」って感じで…。診断・診察ではなく、ただの通達事項だと感じました。あなたはこう、という医者の一方的な決めつけのような話し方。裁判で断罪されるようなイメージです(笑)。いわゆるなげやりな印象を受けました。
現在のようにまだEメールが発達していない時代でしたので、どうしても納得がいかなくて主治医の先生に一回電話したんです。
そしたら怒られたんですよ「何ですか、忙しい時に…」と。「もしまた話したいんだったら病院でも来てください」と。行けば行ったで相当待たされる。大学病院だから午後3時までしか受け付けてくれない。予約が取れなかったら3時間待つし、入ったら話しは5分。どんだけ殿様診療なんだと思っていました。
それがどうしても今まで納得いかなかったんです。保険診療で大病、でも病院側からするとそんなに大きな患者でもないかもしれない。VIP患者でもないし、バックボーンもないし、政治家でもなければコネもない。
「あなたは、こうだから、こうこうこうで、こうしていつか手術になります、はい、さようなら、帰ってください」と…。いやいや「もうちょっと話を聞いてください」というと「いやもう無理です」と。なかなか意思疎通が取れず腹を割って話すことができなかったんです。先生と同じ席について話しているのにも関わらず、どこか別世界の人という感じがしました。
横並びの同じ目線で相談できるスタイル
そういった経験から「やっぱりドクターと患者さんって横並びが大事だな」と思いました。一つの物事に対して一緒に解決していく。同じ椅子、同じテーブル、同じ横位置に並んで、同じ目線で解決していく。僕はこう思う、患者さんはこうしたい…とやりとりできる。本当のオーダーメード治療って対面式で話し合って決めるのではなく、一緒に勉強していく学習スタイルだと思うんです。
これは何も患者さんだけでなく、人間関係も大事なことで、実はチームスタッフともそういう関係性を今まで築いてきました。人材・求人で多くの先生方が足りないと困っている中、ありがたいことに開業スタート時には、求人を募集しなくても、人が集まって着いてきてくれました。
「僕はこう思うけど、○○さんはどう思う?」と、常に提案型で仕事をして上手くいってきました。これからも自分ばっかりがづけづけ言うのではなく、この提案型を続けていきたいなと思い、その観点から、このカウンセリングルームが生まれました。
狭い空間ではありますが、横並びで話をするというのは、患者さんに対して決して「おざなり」にならないと思うんです。絶対に対面式のカウンセリングルームは嫌だと思っていました。
テナント内の窓側に作ったのも、明るい方向に向かって建設的に会話ができると考えたから。そういった自分自身の経験から出来た自慢のカウンセリングルームです。
●これから歯科治療を考えられている患者さんにメッセージをお願いいたします
このカウンセリングルームは自分が患者だったときの辛い経験から作りました。少しでも患者さんの言葉に傾聴するにはどうしたらよいか「向かい合い」よりも「寄り添う」形で横並びで座るという、これからの歯科医療としてあるべき姿だと思い、この形になりました。
どんな些細な理由、お悩み、ご質問での構いませんので当院の無料カウンセリングをご利用ください。最初はお話だけで、その日はお帰りいただき、後日治療をお受けになられるかどうか、じっくり考えていただいても構いません。保険治療の相談でもお気軽に無料カウンセリングをご利用ください。
●河合先生、ありがとうございました。
取材を終えて…編集後記
今回は横浜西区.comに匿名で「すごい歯科医院があるからぜひ取材してほしい」という推薦依頼がきっかけで関内馬車道デンタルオフィスさんにお邪魔いたしました。
このインタビュー記事をご覧になり、河合先生のクリニックに興味を持った方は、まずはお問い合わせ・ご予約されてみてはいかがでしょうか。お電話の際は「横浜西区.comのインタビュー記事を見た」とお伝えください。
横浜西区.com事務局としても、当社の記事で、横浜の皆様の歯の健康に少しでも役立てることができたら、そのきっかけになれたら嬉しく思います。これからも横浜エリアのどこにも出ていない価値ある情報にスポットを当て、皆様になるべく便利な情報をお届けしていく所存です。
自薦、他薦問いませんので、横浜エリアで取材希望の方はお気軽にお問い合わせください。
診療科目:歯科 矯正歯科 口腔外科 審美歯科
電話:045-299-0488
住所:神奈川県横浜市中区尾上町5-68 馬車道RAビル2F
最寄り駅:馬車道駅から徒歩7分 関内駅から徒歩4分 桜木町駅から徒歩8分
診療時間:
平日 10:00-14:00 / 16:00-20:00
土曜 11:00-14:00 / 16:00-19:00
休診日:水曜・日曜・祝日